Welcome to messaliberty!
篠原裕幸のブログ。Web関連のテクノロジーやビジネスについて思うこと。
もちろん、ライフハックやマニアックな趣味、床で寝ることについても。コメント大歓迎!
割りあてられた問題というのは、人からこれこれをやるようにと言われた問題のことだ。「動機付けさせられて」なにかするという場合、人はすすんでそれをやるようなことはなく、その成果も芳しくないということが、いくつもの心理学の実験から明らかになっている。報酬にせよ懲罰にせよ、外部から与えられた動機というのは心理学用語でいうところの「内発的動機付け」――問題に対して抱く自然な興味というやつ――を殺してしまうのだ。(このことは社会心理学でもっとも繰り返し確認されていることのひとつで、70以上もの研究で、報酬はタスクに対する興味を損なうものであるということが述べられている。) どうやら人の脳みそというのは、やれと言われてやることには深い忌避を感じるものらしい。
不可解なのは、この現象が他人から言われた場合のみに限られず、やろうと自分で決めた場合でも起こるということだ。「X をやらなくちゃ、これはもう今すぐにもとりかからなければならない最重要事項なんだから」と自分に言い聞かせる、するとたちまち X はやり始めるのが世の中でいちばん億劫なものになってしまう。
生産性にはさまざまな神話がつきまとう。時間は交換可能であるとか、集中することはよいことだとか、自分へのご褒美が効果的だとか、きつい仕事は楽しくないとか、先延ばしはよろしくないとか。だけどそういったことはみんな、あるテーマを共有している。現実の仕事というのを、人の生来の気持ちに逆らったものとみなす概念だ。
だけど、やりがいのあることや、クリエイティブなことをやろうというのなら、脳みそをシャットダウンさせるなんてのはとんでもなく間違ったやり方だ。生産的になる本当の秘訣というのはそれとは正反対のところにある。自分の身体に耳を傾けるんだ。腹が減ってたらなにか食えばいい、疲れていたら眠ればいい、飽きてきたら休憩すればいい、楽しそうで興味のわくプロジェクトなら進めていけばいい。
すべてはあまりにも単純なことのように思われる。へんてこな略語だとか、意思決定とか、成功した実業家からの推薦状なんてのは関係ない。それは常識のようなものだといってもいい。ただ世の中の仕事の定義が、僕らを間違った方向に押しやってしまう。生産的になりたいのなら、踵を返して正しいほうを見据えるだけで十分なんだ。
篠原 裕幸
Hiroyuki SHINOHARA
有限会社 messaliberty 代表取締役
1983年10月生まれ。22歳。
ファミコンと同い年。
子供時代、 Macintosh SE/30 や classic をおもちゃにする。おそらく6歳前後。
中学生時代には PowerBook で遊んだり、 Performa シリーズでインターネットを経験。あの衝撃は忘れられない。また同じころ、シアトルでの滞在を経験。その後の人生に大きな影響を与える。
普段はおもちゃに囲まれながら、Webアプリケーションの開発や経営全般の仕事に取り組む。寝るときは会社の床。趣味はどれもマニアックすぎて、語り合える人が少ないのが悩みのタネ。
あと、コカ・コーラ最高!
Blog: Source Code and My Life
News: Tech News Bookmarks
English Ver: The next stage of the challenge
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