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Source Code and My Life

篠原裕幸のブログ。Web関連のテクノロジービジネスについて思うこと。
もちろん、ライフハックやマニアックな趣味、床で寝ることについても。コメント大歓迎!

[Web進化論] 自動秩序形成システムの登場を待つだけでいいのか

以前、こんなことがありました。


関西以外の地域で、季節外れの天気になった。自分は大阪にいて、そのニュースをネットでリアルタイムに知っていた。でも、目に留まった程度で、深く情報を知ろうとアクションを起こすまではしなかった。

次の日、数人で集まったときに「昨日はすごかったねー」といった話題になる。でも、自分はみんなほどそのニュースを知らない。


テレビを見ない生活をしていると、こんな風にちょっとした話題についていけなくなることが時々あります。ネット上で一度は触れたことがあっても、それほど重要だと思わずに切り捨てていたニュースが、実はマスメディアでは大々的に報道されていたというような状況です。

結局自分にとってもその場にいる他の人たちにとっても、やはり個人的にはそれほど重要な情報ではないのですが、世間話程度にでもそういう話が出てくると、その話題に関してはついていけなくなります。


誰かが重要なことを決めて伝えてくれる場合とは違って、ネット上では自分から積極的に情報をフィルタリングしなければなりません。言い換えれば、その情報が自分にとって必要なのか、逆に本当に不要なのか、本当に正しい情報なのか、疑いの余地があるのか、それを自問自答する能力が必要になります。情報のプライオリティを自ら決定しなければならないのです。

このあたりがWeb進化論でも言われている、現在の Web に関するテクノロジーの限界なのだと思います。SNS や検索に関するテクノロジーは、間違いなく、よりパーソナライズされるされる方向へ進化しています。その先に待っているのが、自動秩序形成システムであり、そのときには何も意識しなくても、携帯電話などのデバイスに、その人にとって重要なニュースが配信されるようになるのかもしれません。

SNS も検索も、日々パーソナライズの精度を上げています。RSS フィードを利用することによって、情報の配信フォーマットも統一されてきました。その上、受信するデバイスの進化が驚くほど早いことは、携帯電話を見れば明らかです。後は、本格的な自動秩序形成システムの登場を待つのみです。


しかし、ほんとうにそれだけでいいのでしょうか。利用する側は、テクノロジーの進化をこのまま待っているだけでいいのでしょうか。

僕は、自動秩序形成システムの登場に備えると共に、個人個人が情報を扱う能力をアップさせるという、双方の歩み寄りが必要なのではないかと考えます。

インターネットリテラシーと言ってしまえばそれまでですが、それだけではなく、情報の扱い方というものに関して、もっともっとユーザー側が学ぶべきことがあるのではないでしょうか。

ユーザーが学ばなければならないということは、テクノロジーの未熟さを表しているのだとも思います。それでも、仮にユーザー側の情報の扱い方に関する未熟さを克服するぐらいのテクノロジーが登場したとしても、ユーザー側からのある程度の歩み寄りは必要なのではないかと考えます。

もしそのユーザー側からの歩み寄りがなければ、結局いまのマスメディアと個人の関係と、あまり変わらないものになるのではないかと思うからです。情報を与えられるのを待つだけではなく、自ら進んで受け取りに行く。そして、情報の受け取り方が言わば自己責任のような世界になってきたことを自覚する。そういう意識の変化も、必要なのではないでしょうか。

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11:59 PM | Comments(0) | Trackbacks(0) | Books Web

[Web進化論] 次のプラットフォームへ向けたサービス

なんだかいまさらな感じもし始めましたが、Web進化論を読んで以来ずっと書きたかったことを書いてみようと思います。


これまでは、読みながら感じたことを書きとめ、それをしばらく読み返しながら、少しずつ自分の中に蓄積させていました。時間もたって、このまま PC の中に眠らせておくのもありかなと思ったのですが、この本を読んだなら(読んだからこそ)、やっぱりブログでアウトプットしないと、ということで、書いてみることにしました。

どうやら今日 WBS に梅田さんが生出演されるそうで、そうやってどんどん一般化していく前に意見を出しておきたいという思いもあったりします。それにしても長くなりそうなので、今日から少しずつわけてポストしていきます。いま Web がどのように進化しているのか、そして僕がどのように捉えているのか、その一部が伝わればと思います。


この本の元となった梅田さんのブログ、Cnet Japan の「英語で読むITトレンド」は、2003年のスタート直後から、欠かさずチェックしていました。

学生だった僕は、もちろんコンピューターやインターネットには多少は詳しかったものの、Web のこれからなんて漠然としか考えていませんでした。ただ、10代の終わりごろから感じていた、「そのうちインストールなんて言葉は死語になるんじゃないかな?」という思いをより強めるきっかけとなり、その後 messaliberty を設立するに至る大きな影響を受けたのは事実です。

最初は単純に「英語で読む」という部分に引っかかって、「どういうことなんだろう?」と読み始めたわけですが、気がつけば過去のエントリーも含めて何度も読み返していたことを思い出します。


プラットフォームとしてのブラウザがあれば、OS は何でもいい。というか、ネットにつながる極力シンプルな端末があれば、それでいい。その端末の能力をカバーするようなサービスが、インターネットのあちら側(サービスを提供する側)にあればいい。その思いは、いまも日々強まっています。


というところで、今日はこれから新入社員さんの歓迎会がありますので、続きはまた明日。

明日は、「自動秩序形成システムの登場を待つだけでいいのか」ということについて書いてみたいと思います。

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07:56 PM | Comments(0) | Trackbacks(0) | Books Web

「へんな会社」のつくり方とシリコンバレー

先週買ってきた本ですが、結局週末は忙しすぎて読む時間がありませんでした。なので、ようやく進めていた仕事がひと段落した昨日、まずははてなの近藤さんの本を読みました。

jkondoの日記 - 「へんな会社」のつくり方 発売開始


もう本当に寝る直前だったので、読み込むつもりはありませんでした。チラッとだけ見て、次の日にちゃんと読むつもりだったんです。でもそのチラッとがいけなかった(笑)気がついたら、最後まで読んでしまっていました(笑)


僕は、本を一気に読むようなことはあまりありません。そんなことは、ほとんどゼロです。でも、この本は止められなかった。

ブログの連載が元になっていたので、すでに読んだことのある内容もあったのですが、改めて本で読んでみて、強烈なインパクトを受けました。

僕が個人的に一番盛り上がったのは、最後のインタビューでのやりとり。

少し引用します。


今、例えば京都から東京に駒を進めて、このすごろくの行き先をどこに置いているのかという話をすると、ま、ヒルズじゃないなと。

-- シリコンバレーですか?

そうですね。シリコンバレーに行って、京都に戻りたいなと。



引用終わり。

この部分だけでは、十分に伝わらないかもしれません。でもこの言葉とその前後の言葉から、「ものづくり」企業としての想いを強く感じました。

僕自身(そしてメッサリバティ自身)も、シリコンバレーに行くことを計画し、それに向かって準備を進めています。その理由もまた、この本を読んで感じた想いにとても似たものなのです。


日本発の、ネットでものづくりをやってる会社がもっとあってもいいじゃないか。本気で楽しいことをやって、おもしろいものをつくって行こう。まだまだ自分には足りないものがたくさんあるけど、それでも少しずつ、何かをつくっていこう。

そんなことを考えながら、昨日は眠りにつきました。


近藤さんへ。

いつかシリコンバレーでお会いできたら、すごくうれしいです。

京都シリコンバレー化計画(?)の際には、メッサリバティも京都へ行こうかな(笑)


--

・・・その後。

はてなの夢をみました(笑)僕が採用面接に行っていました(何やってんだ自分)。かなり鮮明に覚えています(笑)起きてすぐ、爆笑しました。

「へんな会社」のつくり方

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01:29 AM | Comments(0) | Trackbacks(1) | Books

デルの変化に対するとらえ方

世界最大のPCメーカー「Dell」。その会長であり、若くしてフォーブスの億万長者ランキング上位にランクインする、マイケル・デル。なぜいま?というタイミングではありますが、今日は彼の自伝の中にあった言葉をご紹介します。

この本は20世紀に書かれた本ですので、それからいろいろと状況は変わっています。しかし、この本の中で一貫して伝えられているコンセプトは、いまなおDELLの強みとなっているように思います。以下、引用です。


「変化に対処する」という表現には、変化はたまに生じる厄介ごとで、それを処理したり封じ込めることが可能だという含みが感じられる。だが、実際にはそれは正しくない。変化の時代にチャンスを見出すカギは、変化そのものを心から受け入れることなのである。



以上です。「変化に対処する」という言葉自体が、自分をひとつの枠にとらえていたんだということを感じました。考えてみれば、変化なんて起こってアタリマエ。変化があるからこそ、成長することができるわけです。変化の無い状態というのは、良くも悪くもバランスのとれた状態。前にも後ろにも進まない状態です。前に進むためには、バランスを崩し、変化を受け入れる状態になることが必要ですね。

僕が生まれた年に事業をはじめたマイケル・デル。そして僕が事業をはじめた19歳という年齢(僕の場合はただ細々とやっていただけですが)で会社を設立し、打倒IBMを宣言したマイケル・デル。

そんな彼の半生に触れると、なんだかゾクゾクします。やりたいことが多すぎて。マイケル・デルが打倒IBMなら、僕は打倒Microsoft?Google?(笑)

とにかく実践あるのみ。それ以外に前へ進む方法はありません。もっとがんばれってことですね(笑)


彼の視点には、他にも多くのことを気づかされました。文庫本にもなっていますので、興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。

デルの革命 - 「ダイレクト」戦略で産業を変える

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01:58 AM | Comments(0) | Trackbacks(0) | Books

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About me

篠原 裕幸
Hiroyuki SHINOHARA
有限会社 messaliberty 代表取締役
1983年10月生まれ。22歳。
ファミコンと同い年。

子供時代、 Macintosh SE/30 や classic をおもちゃにする。おそらく6歳前後。
中学生時代には PowerBook で遊んだり、 Performa シリーズでインターネットを経験。あの衝撃は忘れられない。また同じころ、シアトルでの滞在を経験。その後の人生に大きな影響を与える。

普段はおもちゃに囲まれながら、Webアプリケーションの開発や経営全般の仕事に取り組む。寝るときは会社の床。趣味はどれもマニアックすぎて、語り合える人が少ないのが悩みのタネ。

あと、コカ・コーラ最高!

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