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先日、徹夜明けの頭でそのまま経営に関する勉強会に参加してきました。勉強会といっても、実際にやることはゲームです。経営の流れを再現したボードゲームのようなものをプレイし、その中で経営に必要な要素を学んでいくというものです。
たかがゲームと思うなかれ。これは某一流企業が自社の幹部育成のために作り上げた物なのです。だからその奥の深さと言ったら、そこらへんのボードゲームとはわけがちがいます。
しかも本来なら3日とかかけてやるべき内容を、わずか1日でやってしまおうという勢いだったから、そのスピード感は Mac Pro ほどでした。
以下、自分なりのまとめと感想です。最近頭が疲れているのか、うまくまとまっていない気がするのですが、こういうことは冷めないうちにポストしておきます。
今回のゲームの趣旨は、戦略的経営及びそのために必要な戦略的会計を身につけること。財務諸表を作成する段階から取り組み、数字が意味することを理解して経営に役立てるというのが大きな目標です。
大切な要素として上がったのは、いかに固定費を削減するかということ。損益分岐点を算出する計算を行い、それに基づいた具体的な戦略が組めるように、すべての要素を数字で管理します。
財務諸表。計算合わなくて泣きそうになった。
僕自身がプレイした感想は、すべての人にとって必須の内容では無かったというものです。
# 言い換えると、一部の人には必須の内容ということになります。
何事もそれが自分にとって重要かどうかを決定するためには、その対象が持っている本来の目的を考える必要があります。今回の場合、このゲームの目的は業界トップの一流企業が自社の幹部を育てるというのが本来の目標にあたります。
その目標をもう少しだけ細かくリストアップしてみると、次のようになると思います。
ご覧の通り、スタートアップしたばかりのベンチャー企業や一般の中小企業には、必ずしも必要とは限らない内容です。それでも、スタートアップのその先をめざす者にとっては、必ず必要になる重要な概念であり、知識なのです。というわけで、僕自身にとっては非常に有益な内容でした。
今回参加したのは経営者仲間というか、身近にいる経営者のメンバーです。普段は仲良く刺激し合いながらそれぞれの分野でがんばっているのですが、このゲームではお互いが直接のライバルとなり、勝者を決めるために戦います。
勿体ぶらずにゲームの結果を言ってしまえば、これまでで最低レベルの業績になったとのことですw いや、笑えないよw
自己資本額のチャート。誰がどの色かなんて言えないw
実際に経営をしている人間が集まって、なぜこんな悲惨な結果になってしまったのでしょうか。この場合、結果はいいのです。これはゲームだから。重要なのは、ここから何を学び、行動に生かすかです。
僕が思う今回の悲惨な結果の原因は、日頃からライバル関係にあるメンバーが同じ土俵に上がって戦ったことです。みんながライバルを潰し、自分が勝利することを考えるがあまり、最も大切な戦略的思考ができなくなってしまったのです。つまり、冷静な戦略的判断ではなく、単なる感情論で経営を進めてしまったのが過ちです。
この事実から得られることは実に深いと、僕は思います。
僕はこのゲームで、2回の倒産を経験しました。積極的に攻めまくり、リスクを冒しまくりました。その結果が、見事なぐらいの倒産だったというわけです。ゲーム終了直後からいまでも、どこの段階まで戻れば、あるいはどのタイミングで何をすれば勝ち上がることができていたのかを考えています。おもしろいことに、時間が経つにつれて失敗の原因が自分の中で明確になり、その解決策が腑に落ちてきている感じがしています。
ゲームスタート直後、自分ではベストだと思える戦略を立てていました。電卓を弾いて白い紙に怪しい数字を書き込み、ニヤニヤして他の参加者から気持ち悪がられていたのを覚えています。しかしライバルとの死闘を繰り広げる中で、目先の利益を求めることに執着してしまい、長期的な戦略を完全に見失っていたことが僕自身の敗因です。
戦略を見失った結果、何をやっても中途半端な判断しかできず、少ない利益でも無いよりはましだと価格競争に迷い込んでしまったのでした。決算が来るまで、本当のコストも、最低限必要な現金の額も知らずに。
今期は赤字でもいいから、来期の後半で必ず黒字にする。そう考えることが出来れば、臆することなく赤字という決算を受け入れることができたはずです。でも、あの時はそれができなかった。正直、赤字を恐れました。
人はどうしてもマイナスを恐れてしまいます。それが多くのステークスホルダーへの影響を与えるものであれば、なおさらです。早く楽になりたい、早く結果を出したい。そう思ってしまうのは当然のことです。
でも、その想いに支配されれば、戦略を完全に見失うことを身をもって体感したいま、それよりも大切なことが少しずつ分かってきた気がします。
終了後は、近くのバーへ。そしてまるで優等生かのように、僕たちは今日の反省と本業への応用について議論し始めたのでした。あのゲームで学ぶべきことは何だったのか。どう考えることを作者は意図していて、何がゴールだったのか。この経験を踏まえて自分たちはどう行動すべきなのか。
# 一番みんなアピールしてたのは、「あと10分あればオレが勝ってた」的なことw
しばらく議論は盛り上がりましたが、みんな忙しいということもあり、この日は早めに切り上げることになりました。
バーで反省会。ちなみに僕はこの後1人カフェへ行き、今度は技術系の勉強をしてから帰りました。徹夜明けとは思えない自分の体力に若さを感じたw
ゲームという視点で経営というものを改めて実践してみて、戦略的な思考やそれを徹底して貫く意志の重要性を心から感じました。
会社を経営しておきながらこんなことを言うのもおかしい話なのかもしれませんが、経営ってゲームみたいなものなのかなぁ。それとも、みたいなものじゃなくて本当にゲームなのかなぁ。
例えゲームだろうがそうじゃなかろうか、極上に難しくてエキサイティングなものだということは理解できます。
その他、この日僕が1つはっきりと感じたのは、このゲームと Age Of Empires やファイアーエムブレムにはものすごく通じるものがあったということです。要するに、戦争の理論と経営が、とも言えると思うのですが。
プロジェクトが落ち着いて時間ができたら、Age Of Empires をもう一度やってみようかな。
# こんな結論でいいのかw
そんなこんなで、ゴールデンウィーク初日の今日も仕事中。さっきまで開発会議やってました。
こんな日はコーラがうまい。だって、おいしさがプラスされてるから。さてと、これからカフェで勉強でもしてきます。
» 立石剛 | April 29, 2007 11:42
しの
お疲れさま。
あなたは、スゴイ!
あのゲームから、これだけのことを学んだいたとは、
ちょっとびっくりです。恐れ入りました。
この学びを実践で活かし、大きく飛躍できる日も遠くはないおでしょう!
その前に、もう一回やりますか!(笑)
» hirosi | April 29, 2007 18:09
やっぱりいいですねmactとコーラ シンプル
» 篠原 裕幸 | April 30, 2007 21:23
立石さん
インストありがとうございました!リベンジ、必ずお願いしますw
» 篠原 裕幸 | April 30, 2007 21:24
hirosi さん
この組み合わせは狙ったかのような美しさですよね。げいじゅつ。
» chapp | May 2, 2007 17:30
今、久しぶりにゲームにはまっています。
そのゲームはFire Emblem(笑)
この記事を読みながら頭によぎってましたw
それにしても、昨日は早起きしたからか試合の時すごく眠かった。イイ試合だったから余計残念...。
若さを取り戻せw
睡魔と歓声の中で...。
» 篠原 裕幸 | May 2, 2007 20:28
chapp
そのうち Age Of Empires で対戦でもしましょう。
今夜は立ち見の可能性大なので、若さを持参してくださいw
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篠原 裕幸
株式会社 messaliberty 創業者
代表取締役社長兼 CEO
1983年10月生まれ。23歳。
ファミコンと同い年。
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